2025年までに消滅する自治体があるって知っていましたか?

なんと<消滅可能性自治体>は全国744市町村!

“地元が消える"メカニズムをざっくり図解すると

若年層が出る + 残った人が産まない + 高齢化で死亡増
    ↓        ↓        ↓
  【社会減】 + 【自然減】 + 【死亡超過】

2040〜2050年に若年女性▲50%以上だと、次の世代が生まれないのでその自治体は消滅していくしかなくなります。

「臨界点」を超えると、もう元には戻れないのです。

消滅の予兆(社会減)

主な引き金具体例なぜ若者が戻らない?
■ 進学・就職の一極集中20〜24歳の都道府県間移動者58万人/年の多くが東京圏へ ( stat.go.jp )地元の大学・選択肢・初任給
■ キャリア観の変化ネットで都会の情報が日常化U/Iターンしても給与差・企業数差が歴然
■ インフラ格差高速バス廃止、JRローカル線縮小、下水道・橋の老朽化通勤通学の“最後の乗り換え”が遠すぎる(あとは徒歩)
■ 経済リスク地場産業の縮小、観光客減「いつ潰れるか分からない会社」だけに!

これでは転入増が見込めない自治体になってしまいます。

自然減の臨界点はどこ?

出生率が2を割っているため、基本的には女性が転入超過でない自治体は自然減の影響を受けます。

症状背景データ感覚
■ 合計特殊出生率(TFR) ≒1.2日本全体で低位横ばい「2人産めば増加」は遠い夢
■ 若年女性人口の基礎票が薄いそもそも出産できる人が少ない2020→2050で**▲50%以上**が“消滅ライン”
■ 子育てコストの地域差車必須、保育所不足、教育機会格差インフラ格差が子育てコストへ。「保活(保育園活動)のために都会へ」

地方の現状と課題

この2つの原因によって、地方の若年女性の多くが都市部に移住しているのです。地方高校の生徒たちにとって、自分の将来を考える上でこの問題は避けて通れません。

  • 仕事がない: 地方には魅力的な仕事が少ないという現実があります。
  • 教育の選択肢: 高校卒業後の進学先が限られ、選択肢が狭まっています。
  • 生活の質: 都市に比べて娯楽や文化的な施設が不足していることも、大きな要因の一つです。娯楽や文化が無いと、給料を上げようというモチベーションが無くなっていきます。

地方に残りたいと思っている学生でさえも、「自分の夢を叶えるには、地方を離れなければならない」というジレンマがあるのです。

ぜひ若いうちに一回東京に行ってみて、モチベーションに「点火」していきましょう。

データ分析 どこの自治体がヤバい?

https://www.hit-north.or.jp/cms/wp-content/uploads/2024/04/02_list.xlsx

若年女性人口の減少率が“完成品”として載っている Excelは、これが一番手軽。 ダウンロードして列 G・H(※バージョンにより変動)を見ると、減少率とランクが一覧で入っています。

あなたの自治体は含まれていますか?

ファイル名どこで公開?何が入っている?備考
全国1729自治体の持続可能性分析結果リスト.xlsx(約0.4 MB)人口戦略会議 2024年4月24日公表ページ → 「公表資料」欄- 2020年→2050年の
20〜39歳女性人口減少率
- 社会減/自然減スコア
- 消滅可能性判定(○×)
“若年女性▲50%”のフラグ列があるので、フィルターをかけるだけで対象自治体を抽出可 ( hit-north.or.jp , hit-north.or.jp )

地域の可能性を見出す

それでも、地方には「伸びしろ」がたくさんあります!まずは、地域の魅力を再発見することが大切です。

地方創生の一環である、「地元の食文化」や「特産品」、さらには「地域ビジネス」など、地域資源を活かした取り組みが進んでいます。

自身の生まれ育った地域を大切に思う気持ちは、次世代へと受け継がれていきます。地方に留まることで、逆に世界で活躍できるチャンスが生まれるかもしれません。地元の特性や文化を活かして、地域の発展に寄与するのも一つの選択肢です。


座談会

最近の若年女性流出について、みんなどう思うだっちゃ?地元には伸びしろがたくさんあるのに、みんなそれに気づいてないだべさ。
ほんとにそうだよね!私も上京を考えてるけど、地方にも良さがあるって思う。どうしたら、もっと若い人たちに地元の魅力が伝わるんだろう?やばっ、気になるっビー!
実際に、地方でのキャリアをデザインすることは可能なのよ。例えば、副業や地域の起業支援プログラムに参加することも一つの手段。Tryしてみな?
そうだね!まずは地元のイベントに参加して、交流を深めるのが大事だっちゃ。自分が地元にいることで、地域を元気にできるかもしれないべさ。
確かに!SNSとかで地元の魅力を発信する手段もいっぱいあるし、地元を盛り上げるチャンスは多いね。ワクワクが止まらないな〜。
地域での活動を通じて、自分のキャリアを築くこともできる。自分の目標に対して地元をどう活用するか、今から考えてみると良いわね。

1年後 - ifルート:上京直前!座談会

今日は“進路ガチトーク”よ!主役はビーちゃん、そして“追いかけるか悩んでる”真っ最中のじーもくん。じゃ、自己紹介から!
はいっ! 都会のキラキラに憧れる17歳、ビーです。4月から東京っ子になりますっ♪」
ど、どうも……地元を愛しすぎて半径30kmで生きてきたじーもだべさ。ビーを追うべきか、地元を守るべきか……胃がキリキリだっちゃ……!
改めて、決定打は何だったの?
①やりたい専攻が東京にしかなかったこと、②初任給シミュが+5万円だったこと、③そして……FOMO! 推しのライブが全部東京なんですもん!
推し活かぁ……。こっちは最寄りライブハウスが車で2時間だべさ……。そりゃ勝てんわ……。

(じーもくんの葛藤)

でもな、ビーがいなくなったら町の女子同級生、半分以下になるっちゃ。若年女性▲50%のExcel見てショックでよ……。
社会減→自然減スパイラルね。残酷だけど現実。
わたしも悩んだよ。けど“帰って来る前提で力を付ける”って決めたら気持ちがラクになった!

じーも、選択肢は3つ。

一緒に東京へ出て大学か就職

地元大+長期インターンで二拠点生活

完全残留で地元プロジェクトに全集中

それぞれ pros / cons 出してみよっか?

選択肢ProsCons
1) 同行上京キャリア機会∞/ビーと同環境コスト↑/地元離脱の罪悪感
2) 二拠点学費セーブ/都会経験チャンス移動疲れ/時間割ハード
3) 残留地元愛フル活用/親孝行キャリア選択肢△/遠距離リスク
う〜ん……全部魅力と恐怖が半々だべさ。

“Fear < Excitement”になった瞬間がGOサイン。ちょっとチェックリストやろうか?」

都会でしか掴めない“ワクワクポイント”は3つ以上? → YES/NO

3年後の自分を描ける? → YES/NO

地元に“再投資”する具体アイデアある? → YES/NO

ワクワクは5個ある! 夜行バスで行った秋葉原が衝撃だっただっちゃ……。三年後は……Webエンジニアで地方創生案件請け負ってる自分、描けるかも!
じーも、地元に“戻る席”は誰かが取るんじゃなくて、私たちが作るんだよ? だから東京で一緒に力つけよ!
(目キラッ) ……行くっちゃ! ただし“地元ブース”出店するって約束してけろ!
決まったわね。二人とも“守るために出る”。読者のみんなも、“地元愛×飛び出す勇気”でシナリオを書き換えてみてね!