
黙っていれば半分のイスは消える。
―― 総合型選抜・学校推薦型選抜で“年内合格”をつかむ完全ガイド
総合型・学校推薦型だけで 大学生の 過半数 が決まる時代
文部科学省が公表した最新データ(令和 6 年度=2025 年入学)では、総合型 16.1 %+学校推薦型 35.0 %=計 51.1 %――入学者の半数超が年内に進学先を決定しています。
私立大学に限れば 59.3 % が推薦・総合型経由。地方在住でも「偏差値勝負だけ」の発想では出遅れるリスクが大きいのが現実です。
結論:先に“意思表示”した受験生ほど、利用できる枠そのものが倍増する。
いつ動く? 最速タイムライン(高2 春 → 高3 冬)
時期 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 | やるべきこと |
---|---|---|---|
高2 4〜7月 | ― | ― | 探究活動・部活・ボランティアで“語れる実績”を作り始める |
高2 夏休み | オープンキャンパス/オンライン説明会 | 同左 | 志望理由の下書きを開始 |
9月1日以降 | 出願開始・書類提出 | ― | 調査書・活動報告書の最終確認 |
11月1日以降 | 合格発表(早い大学は11月中旬) | 出願開始 | 評定平均(内申)・指定校枠の最終調整 |
12月1日以降 | ― | 合格発表(〜翌1月24日まで) | 入学手続/併願戦略の見直し |
翌2月12日まで | 共通テスト併用型の最終合格 | 同左 | 合格者は2月19日までに入学手続が原則 |
ポイント
- 募集人員は先着順ではないが、準備期間はまさに「早い者勝ち」。
- 出願〆切の 約2 か月前 には書類を完成させる逆算が安全。
総合型 vs. 学校推薦型 クイック比較
項目 | 総合型選抜(旧AO) | 学校推薦型選抜 |
---|---|---|
評価軸 | 学習計画・課題レポート・面接・小論文 | 調査書評定・面接・共通テスト(課す大学のみ) |
内申基準 | 大学ごとに柔軟(評定 3.5〜不要まで) | 指定校:校内基準あり/公募:国公立で 4.0 目安 |
共通テスト | 課す大学は2〜3割 | 国公立はほぼ必須、私大は任意 |
定員規模 | 私立大で定員の 〜30 % | 私立大で 〜30 %+指定校、国公立は 〜15 % |
早い者勝ち! 7つのアクション Check List
No. | To Do | 目安 |
---|---|---|
① | 高2 夏までに志望理由書ドラフト | A4 1枚で “Why this field / Why this university” |
② | 探究活動・大会・ボランティアを 1テーマ掘り下げ | レポート or 成果物をポートフォリオ化 |
③ | 評定平均を 0.2 上げる作戦 | 苦手科目限定で補習・検定を活用 |
④ | 面接練習を 校外メンター と 2回 | 大学 OB/オンライン指導サービス |
⑤ | 共通テスト過去問 を 11月までに 2 年分 | 併願リスクヘッジ |
⑥ | 指定校情報のアンテナ を先生・先輩経由で張る | 7月公開が多い |
⑦ | 入試要項 PDF を毎年 DL(改訂あり) | 変更点を色ペンでマーキング |
よくある疑問 Q&A

うーん、偏差値45だけどチャンスあるっビー・・・?

私大では評定3.2+活動実績で合格例多数だっちゃ!
総合型なら共通テストなし学科を狙う手も。

評定が足りないけどチャンスあるっビー?

評定条件が緩い学部・課程を横断検索するっちゃ!探究レポート重視型なら挽回余地大!

うう、共通テストの勉強でいっぱいいっぱいだよー。

9〜11月は書類・面接対策に集中→12月以降は共通テスト一本に切り替える“2段階”型が王道だっちゃ。

奨学金は年内に決まるっビー?

全国約30の自治体・民間が「総合型・推薦合格者対象」の給付型を設置。合格通知即日エントリーが必要なものもあるっちゃよ!
まとめ――「言った者勝ち」から「動いた者勝ち」へ
募集枠そのものが年内51 %――黙っていれば半分のイスは消える。
出願〆切は最速9/1、合格発表は11/1――高3の夏には実質勝負は決まっている。
準備は高2春スタートが最適解――実績・評定アップ・書類作成を同時に回せる唯一の期間。

進学したい――そう思った“今この瞬間”が最速。
早く動く人だけが、推薦枠・奨学金・併願戦略すべてに先手を打てる。
さあ、「早い者勝ち」のレースに一歩先に踏み出しましょ!